~タイトルはこれから~

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#10 腰椎椎間板ヘルニア

今回の投稿で10回目になりました。

ブログをはじめて1ヶ月がまもなく経ちますが、何を書いて良いのか分からないままここまできました。とりあえず今は学生の時に勉強したことの復習で、教科書に書いてあることを自分の言葉を交えながら書いています。

腰椎椎間板ヘルニアとは

さて、今回は「腰椎椎間板ヘルニア」に関して書いていこうかと思います。

「ヘルニア」という言葉はラテン語の「Hernia」(脱出)からきており、「体の中の臓器や組織が正常な位置から脱出した状態」を意味します。

「頚椎椎間板ヘルニア」「腰椎椎間板ヘルニア」「鼠径ヘルニア」など様々な部位でヘルニアは起こるとされています。

今回の「椎間板ヘルニア」は椎間板を構成している髄核が繊維輪から突き出し後方の神経根を圧迫し、様々な症状を引き起こします。

スポーツ選手だけでなく、一般の方、それも学生から高齢者まで幅広い年齢で、この障害を抱えている人はいます。

好発年齢として、30~40歳の方と言われています。

姿勢によって椎間板にかかる圧が違う

一般的に椎間板内圧は立位より座位で高くなるとされている。

①仰臥位

②立位姿勢(良い姿勢)

③座位姿勢(良い姿勢)

④立位姿勢(悪い姿勢)

⑤座位姿勢(悪い姿勢)

なんとなくイメージは付くかと思いますが、ざっくりこんな感じの順番になります。

したがって、椎間板の急性、慢性の一定の損傷による脆弱化に加え、椎間板の圧が上昇する姿勢や運動様式が椎間板ヘルニアを発生することになると考えられます。

ヘルニアの症状と徒手的検査方法

さて、実際ヘルニアになるとどのような症状が出るのか、そして、腰椎のどのあたりにヘルニアが起こりやすいのかを考えてみましょう。

まず症状として、腰痛、下肢の神経症状(痺れ・知覚以上)、足関節や足趾の運動麻痺、筋力低下(運動神経の異常)、腱反射異常などがあげられます。

好発部位として、L4/L5間とL5/S1間に生じることが多いです。

検査方法として、逃避性側弯の有無の観察、立位前屈による脊柱の可動性、指尖床間距離(FFD)、SLRテスト、ラセーグテスト、L3/L4間のヘルニアであれば大腿神経を牽引するFNSTを行う。

神経症状について

神経症状に関してはヘルニアが起きている部位によって変わってきます。

【L3/L4】

筋力:前脛骨筋の筋力低下

反射:膝蓋腱反射異常

知覚:下腿内側

【L4/L5】

筋力:長母趾屈筋筋力低下

反射:なし

知覚:足背

【L5/S1】

筋力:長・短腓骨筋筋力低下

反射:アキレス腱反射

知覚:足部外側・足底

以上のようになりますね。

まずは腰痛でヘルニアの疑いがある方がいたら、動作のチェックをした上で上記のチェックをしていくことが大事かと思います。

ちなみに「ヘルニア」の方でも上記の症状が出ない方もいます。

その場合は飛び出した髄核が後方の神経根に刺激を加えいないということになります。

しかし、それでも腰痛の方もいます。その場合は「筋・筋膜性腰痛」なのかを踏まえて諸々の評価をしていく必要があるかと思います。

 

今回はかなり内容は浅めですが、神経症状の部分等に関しては抜けやすい部分ではありますので、しっかりと思い出せるように頭に入れておきたいですね。

 

それでは。