#26 ラストゲーム
11月26日(日) IBM VS TOSENクリーンファイターズ
僕にとっての最終戦になりました。
結果は勝つことが出来ず、今シーズンは全敗でレギュラーシーズンを終了し、下部リーグとの入れ替え戦に回ることになりました。
3シーズンと長いようで短い時間選手とともに戦ってきました。
気が付けばすごく思い入れの強いチームになっていました。
チームの勝ち負けではなく、一緒にいる時間が長かったからだと思います。
試合後選手の前でお別れの挨拶をしましたが、我慢できずに涙が流れました。
何か我慢していたものが流れていくような感覚でした。
正直何を話したのかあんまり覚えていないのと、涙でちゃんと話せなくて、選手全員に聞こえていたのかも分かりません。
それでも何人かの選手には届いてくれていたみたいです。
僕たちトレーナーが主役になることはありません。
いつも選手を見守る側の人間なので。
その見守る役も試合の時に一番近くで見ることができたのは非常に大きな財産です。
全力で試合に臨む選手を見て胸が熱くなったことは何度もあります。
そんな経験もできなくなると寂しい気もします。
僕の上司の弘田さんから「毒にもなるし、薬にもなる経験」と言われました。
確かにそうかもしれません。どこか中毒性のある経験です。
ただ、これに浸っている余裕はありませんね。僕の次にやらないといけないことがたくさん待っています。
長い時間を過ごしたこのグラウンドともお別れを告げてきました。
そして、選手たちと他愛のない会話で盛り上がっていたこの部屋ともお別れ。
たくさんの思い出の詰まったチームでした。
3年間ありがとうございました。
以上