#37 股関節の動きについて
ありがたいことに僕は現在様々なチームサポートに関わらせてもらっています。
そこで感じることは「やっぱり股関節って大事だなぁ」と最近は感じます。
もちろんこれまでも「股関節の動きは大事」と言うのは認識していましたが、なぜ最近になってさらに「大事」だなぁ。と感じたのかと言うと、サポートしているチームで中学校のバレーボールチームがあります。
片方のチームは素人の子どもたちが数名いて1,2年生合わせて10人前後の公立中学校。
もう片方のチームは小学校のころからバリバリにバレーボールをやっていて、技術もピカ一の私立の中学校(大阪府内でベスト4に入るくらいの学校です)
どちらのチームもニーズはバレーボールにおいてのパフォーマンス向上と傷害予防になります。
さて、実際に僕が選手たちに行っているトレーニングですが、2つの中学校でやっていることはそんなに変わりません。
バレーボールのスキルに関しては差があるのですが、身体の使い方と言う面ではスキル関係なくそこまで差がありませんでした。
そこで僕が特に力を入れて指導をしているのが「股関節の動き」です。
この「股関節の動き」ですが、具体的にどんな動きかと言うと「スクワット」です。
とにかくこのスクワットの形にこだわりました。
理由は「基本動作」だからです。
バレーボールは「ジャンプ」「レシーブ」などの動きの際に必ずこのスクワットの形になりますね。※厳密には若干違うのですが、、、
とにかくこの形がとれていない選手が非常に多くて最初は戸惑いました。
身体の硬さもあるのですが、大体の選手は「スクワットの正しい形を知らない」と言うのがほとんどです。特に女の子だと余計にそれが顕著に表れます。
「スクワットをしてみて?」と言うと大抵の選手が
・膝のお皿が内側を向く
・膝が爪先よりも前に出る
・背中が丸くなる
など様々な動きのエラーを起こします。
この動きをやり続ければ、膝を痛める、腰を痛める、股関節痛める、一見関係ない様に見えますが肩の痛みの原因なんかにもなってきます。
そんな感じの選手が多く、案の定先ほど挙げたケガを抱えた選手が多数いました。
そこで「とにかくこの形を取れないと何も始められない!」と思ってとにかくこの形をとるためのトレーニングを徹底して行わせました。
チーム指導になるので個別対応が難しかったですが、人数が少ない分一人に費やせる時間はそれなりにあったのと、チーム全体での共通点と言うのもあったので比較的修正は楽にできました。
また、ありがたいことに指導者の方が非常にトレーニングに理解のある方で週1回は必ずトレーニングの日を設けてくれました。
さらにさらに嬉しいことに選手の意識が高く、毎回帯同するたびに前回課題で上げてくれていた部分をしっかりと修正してくれています。
そのおかげもあってこの「スクワット」の形はキレイに取れるようになってきました。
すると、すると体力測定の立ち幅跳びの距離が20~30cm伸びたり、垂直飛びの高さも5~7cm伸び様々な効果が出てきました。また、膝や腰のケガが減ってきました。
これはどちらのチームに関しても共通していることでした。
※もちろん全員が全員劇的に伸びたわけではなくチームの平均として伸びたということです。
数字が伸びてくているのはトレーナーとして嬉しいのと、もう一つ嬉しいのがプレーの中での動きが全然変わってきました。指導者の方から見ても動きが変わった程です。
そこから公式戦などでも優勝するくらい力をつけ、選手も指導者も改めてトレーニングの重要性を感じてくれました。
”股関節の動き=スクワットのフォーム”
を改善することで様々な恩恵を受けることができました。
これまでチームに関わらせてもらう機会はありましたが、ここまで明確に結果が出るのは初めてです。
指導させてもらっている2つのチームどちらもここまで上がるとは。。。
基本的な動作の質を向上させることで競技のパフォーマンスの向上に直結するのは感じることが出来て僕はトレーナーとして非常に良い経験をさせてもらいました。
具体的にどんなトレーニングをした?とかは書きません。
とにかく今回の記事で言いたかったのは「股関節の動きは大事=スクワット
のフォームが大事」と言うことと、理解のある指導者と意識の高い選手のおかげで良い経験をさせてもらったということです。
最近、見ているチームの結果が出ているので文字に起こしてみたかったので今回書かせてもらいました。
文章力はこれから身につけますね。