~タイトルはこれから~

自分の成長を感じるために、感じたこと、思ったことを文字に残します

#32 動作の評価

人員不足解消され、月に5~6回は休みがもらえるようになったのですが、結婚式などの影響で金欠で困っている自分です。

ご祝儀包むのと交通費だけで結構馬鹿になりませんので。。。

 

さて、3ヶ月以上も間が空いての更新になります。

この3ヶ月で3つのセミナー・講習会に参加しました。

①感覚統合と運動(愛知)

②PRIポスチュラルリストレーション(広島)

③SFMA講習会(福岡)

この3つに行くのにもお金はそれなりにかかっているのですが、、、自己投資と考えれば安い方です。これから出した分が返ってくるはずなので。

 

さて、今回は③に関してアウトプットをしていきます。

SFMAとはSelective Functional Movement Assessmentの略になります。

どんなことかと言うと、「動作を分類し、バイオメカニカルな検査を必要とする部位を意識し、最終的には徒手療法と運動療法による介入を方向づける包括的なアセスメントである」と書いてあります。

要は最後の一文が示してくれている通り、クライアントが「徒手療法(治療)」が必要なのか「運動療法(エクササイズ)」が必要なのかを決定するための一つの手段になります。

とは言ってもアセスメントなんてものは世の中たくさんありますが、その中でなぜ「SFMA」を勉強しに行ったかと言うと「再現性」と「一貫性」があるかです。

 

施設で身体の評価をする際に問題が出るとすると、⑴「見えるスタッフ」と「見えないスタッフ」、⑵「引き出しのあるスタッフ」「引き出しのないスタッフ」が出てきます。

 

⑴に関してはこれは「経験値」と「センス」になります。例えばオーバーヘッドスクワットをしてもらった際には一部のスタッフは「骨盤が後継している」「肩の屈曲位が保持できてない」と言うのは見えるけど、一部のスタッフは「?」になってしまうか、言われてから「なるほど!」となることがあります。

⑵については「経験値」と「向上心」になります。教科書的な評価は当たり前に身に着けておいて欲しいのですが、学校で習う評価に関しては「スペシャルテスト」や「MMT」などになります。正直これだけだと限界があります。いろいろな人の身体を見たり、誰かの下でいろいろな学んでいる方であれば身についていますが、そうでない方の場合は難しいかと。自分オリジナルの評価法!みたいなものを使うのもありですが、そのためには解剖学を理解していない出来ませんし、一人で見る分には良いですがチームとして一人のクライアントを見るとなると再現性にかけるため現実的ではないかと。

 

これら⑴⑵を解決するために特に施設で働いていると上記のことが必ず出てきます。

これが続けばやっぱり経験値のあるスタッフ、年数の長いスタッフにクライアントがつきやすくなってしまます。(人間性は抜きとして)

そうならないためにも、1年目のスタッフが見ても3年目のスタッフの誰が見ても同じ評価内容になるようなシステムが必要になりました。

それを解決してくれるのが「SFMA」と言うわけです。

動作パータンの評価を行い、その後に部分の評価を行い、真の原因を見つけ出す。

 

例えば「前屈」が出来ない人(つま先に手がつかない人)の理由は何でしょうか?

一般的に考えれば「ハムストリングス(太ももの裏)が硬い」ことが考えられるでしょう。

でも、本当はもっと違うところに原因があるかもしれません。

ハムストリングスの硬さ」「背骨の硬さ」「重心移動」「コアのスイッチ」など諸々原因はあります。この原因をしっかりと見つけることによって初めてちゃんとしたアプローチがかけられます。

SFMAも各動作パターンに対して、評価のフローチャートが存在するため原因を見つけやすいのはそうですが、流れとしてもスムーズに行えます。

 

このシステムを運用してからかなり楽になりました。

特に1年目スタッフの作成したプログラムのフィードバックとアドバイスが楽になりました。評価項目も決まっているためそれに合わせてメニューを当て込んでいけばいいためです。もちろん評価結果に対する解釈の仕方に関して説明しますが、全員が全員同じ評価を行うことで業務効率もフィードバックの質も格段に向上しました。

 

やっぱりシステムをしっかりと構築することはかなり大事ですね。

そしてそのシステムを強固なものにするためにも定期的にメンテナンス(ブラッシュアップ)していくことが大切です。

SFMAも毎年内容がブラッシュアップされているみたいですので、僕も置いて行かれないように定期的にメンテナンスに参加していきます。

 

久しぶりの投稿でした。

次回はこれの続きかも。。。