#49 試合当日のW-upについて
今日はサポートしている中学の女子バレーボール部の公式戦帯同をしてきました。
今日の大会は大事な近畿大会出場をかけた大会になります。
大阪でベスト8に残れば3月末に行われる近畿大会への出場が可能となり、夏の近畿大会出場枠が2つに対して、春の近畿大会出場枠が8つというのは十分チャンスがあります。
※夏は全中出場をかけた大会でもあるので出場枠が少ないのでしょうか。
結果から言えば近畿大会出場をかけた大一番で敗退して、近畿大会出場を逃してしまいました。
今回の帯同を通じて感じたことは以下になります。
①バレーボールの試合当日のW-upについて
②心技体について
③夏の近畿大会に向けて
①バレーボールの試合当日のW-upについて
今回初めてバレーボールの試合当日の帯同をしたのですが、これまで経験してきた野球やラグビーなどとはまた違いました。
まずはW-up(ボールなし)、W-up(ボールあり)で時間が決められていました。
コート上で行えるW-upはトータルで30分。その内ボールを使わないW-upが20分、ボールを使ってのW-upが10分としっかりと決められていました。
ボールを使い始めるタイミングなども大会本部の方がマイクでアナウンスを行い、笛の合図で実施をしていました。
僕の担当するのはW-up(ボールなし)の部分になります。ここで大事なことはボールを使用してのW-upにいかに良い状態で入らせることが出来るかです。
基本的な目的は変わらず、筋温の向上、胸椎・胸郭・肩甲骨・股関節のモビリティの向上、神経系の活性、サイキングアップを目的にダイナミックストレッチを中心に行い、ラダーを使用しての素早い動き、心拍数の向上を行って15分ほどで終了。残りの5分でブロックの確認などボールを使用せず動きの確認に入りました。
僕の役割はいったんここで終了です。
その後は試合が第3試合と第6試合にあるため、選手のコンディションチェックやテーピング、その他の対応を行って待機。
自分たちの試合が始まるまでのW-upに関しては基本的に前の試合の1セット目に軽めのスタティックストレッチ→アクティブストレッチを実施し、2セット目に入ってからスキップやレッグスイングなどのダイナミックストレッチとラダーやハーキーステップなど神経系への刺激を入れていくといった具合で進めていきました。
ここでポイントが次の試合の準備に行くのが「前の試合で勝っているチームが15点を取ってから」というのがバレーボール界では鉄板らしいです。
※野球で言えば5回裏が終わって6回表からW-upを開始して9回の最終回の攻撃中に入口の前で待機ということでしょう。という勝手な解釈。
この辺に関してはもう一人トレーナーが帯同してくれていたので、点差を確認しながら実施できたので、大きなタイムロスもなく調整ができたので問題なし。
ただ、今回は問題はなかったのですが、W-upを行う場所の確保が一つカギになるかと思われます。今回の会場は広くスペースもしっかりと取れたのですが、これが普通の中学校の体育館とかになるとスペースはかなり限りられてくるかと思います。
ここは試合会場に着いた段階で事前チェックがマストになります。
流れとしてはスムーズに滞りなく実施することが出来たのですが、日頃行っていない内容を行ってしまったため選手としては戸惑ったかと思いますし、再現性に欠けるでしょう。この辺は事前に準備をして日頃から練習試合の時などが実践させて余計なストレスを減らすなどの工夫は必要でしょう。
またW-upの内容に関しても普段の練習のものから質を上げていかないとなぁと感じました。肩甲骨・胸郭周りのモビリティは特にですね。あとはサイキングアップの部分で一体感を出すための声出しの仕方などもポイントかと。
先生もこの辺は大事にしている部分ですので。
実際に試合に帯同してみないとわからないことが多かったですが、今日みたいに帯同することで実際の選手の動きなども掴めるため、W-upのタイミングや食事、補食のタイミングなども見えてくるので良い収穫のあった日でした。
②③についても触れようと思ったのですが、長くなりすぎてしまったので自分の頭を整理すために次回に触れたいと思います。
以上