~タイトルはこれから~

自分の成長を感じるために、感じたこと、思ったことを文字に残します

#52 サービスとおもてなし

最近は専門書ばかり読むことが多く、読み終えるのに時間がかかります。

ただ、この間大阪市内に用事があり、電車で片道1時間くらいの時間があったので専門書とは違う、「ディズニー おもてなしの神様が教えてくれたこと」という本を読みました。

往復2時間くらいでしたが、それでも全部読み終えるくらいの内容と量でしたので読みやすくかった。

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読んだ感想でしたが、さすがディズニーの本!という内容でした。

トレーナーという仕事もサービス業の一つですので、参考になることがたくさんありました。

その中でも「サービス」と「おもてなし」の違いについて記載されていて、その違いが僕自身一番納得することが出来ました。

 

サービスとおもてなしの違いは?

正直、僕はまったく頭に思い浮かびませんでした。

ただ、この本に書いてあった違いがこちらです。

 

■サービス:相手に気付いてもらうことが前提の行動

例)料金を安くする、商品をおまけする、など

→気配りを受けている側が「得」していることを自覚できること

■おもてなし:表も裏もない気持ちで、見返りを求めない気配りをすること

例)左利きの人に食事を出す場合、箸を左向きに置く、など

→見返りを求めない自然的な発生的な行動

 

確かにサービスをしてもらうと「得」した気分になります。

(ちょっと安くしてもらったなぁ。など)

おもてなしをしてもらうと「幸せ」な気持ちになります。

(お見送りやマニュアルにないであろうことをしてもらった時。など)

これはとても納得が出来る内容で「サービス」だけでなく「おもてなし」もできるようにならないとサービス業を仕事して行っていくのであれば必要だと感じました。

 

ただ、どちらも相手のために気を配って尽くすことには変わりはありませんが、気付いてもらいたい気持ちが前面に出てしまうと、ありがた迷惑と感じられてしまいます。

このあたりの線引きはその人自身の感性になってくるかと思います。

洋服店とかでも必要以上に声をかけられたりすると、買い物をすることが楽しく感じなくなることもあります。それと同じで良い距離感を保ちつつ、相手が本当に自分を必要としてくれるタイミングで声をかけることが大事になります。

 

僕たちトレーナーの仕事も同じですね。

必要以上に教えすぎない。

クライアント自身が自分で理解し、気付くように良いタイミングで声をかけてあげることが大事です。

あとはいかにクライアントが施設を利用しやすい環境を作るか。当たり前ですが館内美化の徹底であったり、トレーニング器具を使用しやすい場所に置くなど様々なことができます。

 

サービスをしないといけない時はあるかと思いますが、そればかりではなく「おもてなし」もしっかりと行い相手に「幸福感(ハピネス)」を感じてもらえるように日々の業務に臨んでいきます。

 

以上